本と旅と映画

のんびり気ままに…

本の紹介

神さまのビオトープ レビュー

神さまのビオトープ 凪良ゆう著 凪良さんの本を読みたくて、図書館に3冊予約していました。 その中の一冊です。 うる波は結婚して2年目に、大好きだっ夫鹿野君を交通事故で亡くしてしまう。 でも鹿野君は幽霊としてうる波の前に現れ、うる波と以前のように食…

52ヘルツのクジラたち レビュー 

52ヘルツのクジラたち 町田そのこ著 明日公開の映画「52ヘルツのクジラたち」を見る前に原作を読んでおこうと、旅の合い間に読んでいました。 武雄市図書館や電車の中で読み、中央駅につく頃には読み終えました。 う〜んこの内容だと私は映画館には行かない…

星を編む レビュー

星を編む 凪良ゆう著 「汝、星のごとく」の続編になります。 北原先生の過去も詳しく書かれています。 本当にいい先生です。こんな先生いないです。 そして作家と編集者の関係。 SNSでの無責任な誹謗中傷に 「こういう時は孤独感が募るものだから、側にいて…

汝、星のごとく レビュー 凪良ゆう

汝、星のごとく 凪良ゆう著 図書館に予約していたのですが、100人待ちですと言われました。 凄いなぁ~今年中に読めないではないか。 待ってられなくてアマゾンで買いました。 買って読んで納得。素晴らしい小説でした。 ラストに「汝、星のごとく」が出てき…

滅びの前のシャングリラ レビュー

滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう著 1ヶ月後、小惑星が地球に衝突し地球が滅びてしまうというSF小説。 いじめを受けている男の子江那友樹、クラスで一番綺麗で女王様の雪絵、雪絵の好きな歌手Loko、江南友樹の両親5人の視点で書かれています。 今まで生きて…

流浪の月 レビュー

流浪の月 凪良ゆう著 本屋大賞受賞の作品です。 色々な難しい問題が出てきます。 ネット社会の現代過去の事件は消える事なくいつでも目にする事が出来る。 読み終えて思った事は更紗と文の幸せが続きますようにと思った。 嫌いな作家さんではなかった。どち…

ノースライトレビュー

ノースライト 横山秀夫著 こちらの本も本屋大賞ノミネート作でした。 読みながらこの物語以前読んだ事があるような?それともドラマだったかな?見覚えがあるぞと思いながら読み進めました。 景色のいい場所に建てられた一軒屋にポツンと置かれていた椅子の…

永遠の出口 レビュー

永遠の出口 森絵都著 本屋大賞ノミネートのタグに惹かれ読んでみました。 確かに読みやすく面白かったです。おすすめです。 主人公は小学3年生の紀ちゃん。 小中高と成長と共に起こりうる事を経験しながら大人になっていきます。 小学生時代の誕生会に初恋。…

アーモンド レビュー

アーモンド ソン・ウォンピョン著 アーモンド(扁桃体)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることが出来ないユンジェと物心つかないうちに親とはぐれた不良少年ゴニの成長物語。 ユンジェは頭の中にある扁桃体が生まれつき小さく、感情がない。 周りの人達が…

あの日、君は何をした レビュー

あの日、君は何をした まさき としか著 題名通りの本でした。まさにあの日君は何をしたを解明するために読み進めました。 平凡ながら幸せな家庭の主婦水野いづみ。 夫と娘の沙良、そして息子の大樹の4人家族。 ある日息子の大樹が夜中に自転車で事故死してし…

幸福な食卓 レビュー

幸福な食卓 瀬尾まいこ著 主人公は中学3年生の佐和子そしてお父さん、お母さん、兄の直君の4人家族のお話。 お父さんが自殺未遂してからお母さんは別居中。 しかし、お母さんはご飯作りや掃除にきたりと家族の仲は悪くない。 ほんわか温かい仲良し家族である…

ザリガニの鳴くところ レビュー

ザリガニの鳴くところ ディーリア.オーエンズ著 友廣純訳 ベストセラーになり昨年映画化された物語です。 気になっていたので読んでみました。 湿地帯で一人暮らしていかなければならなくなった7歳の少女カイアの物語です。 魚や貝をとりお金に変え食料や燃…

はだしのゲン レビュー

一月以上ブログから離れていました。 原因はユーチューブの見すぎもあります(^_^;) 今こうやってブログに向かうと、自分自身と向き合い深く考えられる時間となります。 こんな時間も大切なので、まめにブログ書いていこうと思います。 さて今回読んでいた本…

政と源 レビュー

政と源 三浦しをん著 とてもテンポよく読みやすい本でした。 口は悪いけれど江戸っ子の二人がお互いを思いやり、いたわりあいながら生きていく様がとても楽しくほのぼのとしていい作品でした。 国政こと政は長年銀行に勤め二人の娘に恵まれ家庭を支えてきた…

あさきゆめみし レビュー

あさきゆめみし 時海結以著 表紙が可愛らしい漫画だったので借りましたが、中は小説になっていました。 大和和紀さんが源氏物語を題材にして書いた「あさきゆめみし」の漫画を時海さんが小説にした本でした。 小学生でも読めるように漢字には、全てふりがな…

クスノキの番人 レビュー

クスノキの番人 東野圭吾著 このお話は職場を解雇された直井玲斗が、給与と退職金代わりに職場に盗みに入り逮捕されてしまう。 その弁護士費用を支払ってくれるという叔母から、クスノキの番人をするよう命じられる。 新月の夜にクスノキの中に入って伝えた…

暗幕のゲルニカ レビュー

暗幕のゲルニカ 原田マハ著 ピカソと言えば抽象的な絵を書くイメージがありあまり好きではなかった。 ゲルニカと聞いてもピンとこなかった無知な私でした。 教科書とかにも取り上げられるピカソの代表作の絵のようで、昔習ったのかもしれないがすっかり忘れ…

さいはての彼女 レビュー

さいはての彼女 原田マハ著 こちらは以下の4話の短編小説からなっています。 どれも旅がらみの小説です。 サクッと読めて、心温まるお話しです。 ①さいはての彼女 ②旅をあきらめた友と、その母への手紙 ③冬空のクレーン ④風を止めないで 北海道、伊豆修善寺…

翼をください レビュー

翼をください 原田マハ著 この本は史実を元にした小説でした。 表紙の写真の女性はアメリア.イヤハート世界で初めて女性で世界一周に挑戦した人である。 数々の航空ショーを渡り歩き、北アメリカ横断無着陸飛行、大西洋横断単独飛行など成功したベテランパイ…

カフーを待ちわびて レビュー

カフーを待ちわびて 原田マハ著 原田マハさんのデビュー作で日本ラブストーリー大賞作。 デビュー作で大賞作品とは凄いですね。映画化もされたようです。 原田さん44歳で作家デビューされたのですね。遅咲きですが才能あふれる方ですね。 この本は沖縄の小さ…

本日は、お日柄もよく レビュー

本日は、お日柄もよく 原田マハ著 こちらはほっこりテンポよく心温まる楽しいお話しでした。 ドラマにでもなりそうだなと思っていたら、なっていたんですね(笑) 好きだった幼馴染の結婚式で、退屈なスピーチを聞かされ眠気がさしウトウト。 そしてスープ皿…

楽園のカンヴァス レビュー

楽園のカンヴァス 原田マハ著 こちらはルソーの「夢」という絵画を題材にした小説です。 どんな絵かと言いますとこんな絵です↓ ルソーの名前は聞いた事ありますが、どんな絵なのか私も知りませんでした。 モデルの名前はヤドヴィガと言います。 ルソーはピカ…

たゆたえども沈まず レビュー

たゆたえども沈まず 著 原田マハ コロナに感染してしまいました。 高熱になることもなく軽くで済んだのは幸いでした。 ゆえに借りていた本を一気に読む事が出来ました。 この本はゴッホの生涯を書いた本でした。 ゴッホが日本に興味をもっていた事は知ってい…

異邦人 レビュー

異邦人(いりびと) 原田マハ著 異邦人と書いていりびと読ませる。 当て字ですよね。いりびとという言葉を引いても出てこない。 この小説は裕福な家に育ち美術に対する慧眼の持ち主菜穂と、画商の跡取り息子一輝が軸になっている。 原発事故の後東京で暮らし…

太陽の棘 レビュー

太陽の棘 原田マハ著 本から遠ざかっていた一ヶ月、久しぶりに本と向き合い感動しました。 以前読んだ旅屋おかえりに涙したので、旅好きな私は原田マハさんの著書を手にとりました。 旅屋おかえりとは全く違う内容でした。 この方は絵画に詳しい方なんですよ…

君たちはどう生きるか。 レビュー

君たちはどう生きるか。 吉野源三郎著 今年公開されるというジブリの最新作映画「君たちははどう生きるか」。 宮崎駿さんがインスパイアされたという同名の本を読んでおこうと手にしました。 一言でいうと良書です。哲学的な本ですが生き方、倫理観などわか…

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 感想

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 辻村深月著 話しが想像し難い題名ですが、途中から暗証番号かなと思えました。 母娘関係が軸となり、30歳前の婚活、結婚、友達関係など絡んでいます。 辻村さんらしさが出てる小説です。 チエミが母親を殺害して行方不明になってしま…

かがみの孤城 感想

かがみの孤城 辻村深月著 映画は見ていませんが、読後見てみたいなぁと思いました。 学校に行けなくなってしまった中1のこころちゃん。 原因はクラスメートの真田さん達からいじめを受けた事。 家まで来て脅されて怖くなってしまった。 誰にも言えず家に籠も…

名前探しの放課後 感想

名前探しの放課後 辻村深月著 少しSFぽい感じの小説でした。 クラスメートの誰かが自殺したと言う電話を聞いた、高2の依田いつか。 だが突然いつかは3ヶ月前にタイムスリップしてしまう。 誰かという事で名前が分からない。 その自殺を止める為に仲間と協力…

ぼくのメジャースプーン 感想

ぼくのメジャースプーン 辻村深月著 「子どもたちは夜と遊ぶ」に出てきた秋山先生が出てきます。 なので「子どもたちは夜と遊ぶ」を読んでから読んだ方がいいです。 ふみちゃんと幼なじみのボク(名前出てこない)のお話し。 うさぎが大好きなふみちゃんが、…