本と旅と映画

のんびり気ままに…

定年後の再就職を考える。

最近どこにも出掛けず、夫以外話す人もなかったのでリアルに話しがしたくて、友達に電話をかけた。お互い近況報告し、たわいもない事を話しなぜかほっとした。

仕事をしていないと社会からかけ離れてるような気がしてくる。ましてやコロナ禍でスポーツする事も出来ずストレスが溜まっていたのでしょう。

 

友達と話したあと電話がかかってきた。

何かのセールスかなと思い電話へ出た。

近所の奥様からだった。「まだ仕事しないで家にいるの?」

私 「ずっといるよ。このご時世出掛けられないしね」

奥様 「仕事しないかな?求人かけてるけどなかなか来なくてね」

この奥様は私より少し年下で市の施設のディサービスで事務として、長年働いていらっしゃる方です。

 

そのお仕事の内容は昼食のお弁当を高齢者宅へ届けるというものでした。安否確認も兼ねて声掛けして届けるようだ。車は用意された車で回ればいいとか。一人辞めてしまい募集しているが人がこなくて困っている様子。事務をしている彼女も配達に回ったりしているとか。

昼食のお弁当の数は30食位でそれを何人かで手分けして配達しているとの事でした。

夕食も数は少ないがあるようでした。

1ヶ月に15日位出社し、一日3時間位の仕事で時給は今は800円。でも鹿児島の最低賃金が821円になったのでそれに準ずるとの事。

今、暇な私は少し心が動いたが「返事はまた電話するね」と言って切った。

 

そんなに難しい仕事でもないし私でも出来そうかなとは思った。

定年前は定年後に毎日働くのは嫌だから一週間に2〜3日働ける仕事でもするかなと漠然と考えていた。

ちょうどいいではないか。

でも定年してから一年5ヶ月たった今、私は仕事をする気力はなくなっていた。

やはり今の自由を手放したくない。

時間に縛られず好きな事ができる。

1か月4万円弱の収入にはなるが、そのお金を使える自由は奪われる。

お金はあったに越した事はないが…この先限られた人生、自分の為に時間を使いたいと思った。

 

これって独りよがりだろうか?訪問給食すればお年寄りから喜ばれるでしょう。大事なお仕事だと思う。社会とも繋がり彼女の手助けにもなる。

働けるうちは働いた方がいいのか?

色々迷ったがやはり自分の気持ちを大事にする事にした。

 

 

先日、超久しぶりに図書館に行き借りた本香山りかさんの女性の「定年後」何をして何をしないか。香山さんは私と同じ歳。57歳の時に書かれた本でした。

精神科医をされているので、患者さんの事など交えて定年前後の事あれこれ書かれています。字も大きくサクサク読む事が出来ました。

その中に「自分の人生は限られている」その充実を優先してほしい。

とあった。

帰宅した夫にも一応聞いてみた。

夫「ご自由に。自分の好きなようにすればいいよ」

 

今日彼女に返事の電話をします。

「いい返事をまってるね」と言った彼女には申し訳ないが………

 

 

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今日も最後まで読んで頂き有難うございました。

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