本と旅と映画

のんびり気ままに…

糖尿病足切断回避。終末医療。兄弟での考えの違いに悩みました。

母が亡くなってから色々な事が襲ってきました。

昨日は世の中は不条理だなぁと悔し涙が止まりませんでした。

少しづつお話しできたらと思います。

今日は気分転換に一人美味しいランチを食べて美味しいデザートも買ってきました。

美味しい物を食べると元気が出ます。

ブログに向かう事もできます。

さぁガンバルゾー!!

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2009年2月10日の日記より

母が同じ事を何回言ったとしてもいいじゃないか。

会話が出来るから。

ちゃんと話しが出来るから。

会話が出来る機能を失わないよう1週間に一度は帰り、毎日電話して話をしよう。

 

2009年4月10日

毎週実家に帰るようになり2ヶ月たちました。

一緒ににお風呂に入り背中を流し髪を洗ってあげるととても喜んでくれます。

「ナンマンダー、ナンマンダー」と唱え一緒にお風呂に入るのは何年ぶりかねと言いながら、時には涙を流しています。

今日はぐっすり眠れる。やっぱりお風呂はいいねぇと言う。

もう少し頻繁に入れてあげられるといいがこれが精一杯です。

 

13年前の日記です。

まだ会話が出来る元気な母と健気に頑張ってる自分がいたようです。

それから色々な施設や病院に行きました。

認知症と糖尿病を患っていた母でした。

10年以上インシュリンを打ち薬を飲み糖をコントロールしていましたが、昨年足の小指が壊死して真っ黒な炭のようになりました。

6月7日足の小指を切断しました。

それから半年後、足の壊死は進み膝から下を切断した方がいいと先生に言われました。

腐敗臭がするせいなのか?体調が悪いからか?個室に移されました。

毎日何回もガーゼ交換しているようでした。

心臓が弱ってきています。動脈硬化も進んでいます。

そう言いながら先生は手術を進めます。

手術は入院している病院では出来ません。先生は大きな総合病院に問い合わせをし段取り進めていました。

カルテや色々な資料のやり取りも病院側がしてくれました。

しかし母の状態を聞いた総合病院側から「手術は無理です。落ち着いてからにしましょう」と断られたようです。

私は足を切らずにすみ安堵しました。

 

それから10日後母は亡くなりました。

お葬式の日は母の91歳の誕生日でした。

誕生日と葬式が同じ日おめでとうと見送りました。

 

約9ヶ月寝たきりでチューブに繋がれ頑張っていました。

最後は両腕はむくみパンパンになり、浸出液も出ていました。

早く楽にさせてあげたかった私、生きているだけでいいと言う兄弟。

この考えの違いにも随分悩みました。

 

母の葬式に帰ってきた子供達に私は延命治療は望まないからとはっきり伝えました。

 

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最後までおつきあい有難うございました。

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