今日は楽しみにしていた刑務所でのお仕事。
62 年間生きてきてまだ一度もお世話になった事がない。
多分これからもないだろう。(あってはならないよね)
足を踏み入れたくても出来ない。
ここへ入る事はないだろうと思っていました。
入れない所へ入れるワクワク感。
どんな所なのか興味津々でした。
回りは何もない田舎です。
検診車に乗ってやってきました。
決められた時間に門が開きました。
門番の刑務官が敬礼して出迎えてくださいました。
思わずこちらも敬礼したくなりますが、笑われるのがオチだ。
おばちゃんがしてもカッコ悪いよね。
テレビの警官みたいにビシッとはいかない。
そして検診車の窓口から何人乗っていらゃっしゃいますか?と問われました。
「三人です」と運転手さんが答えます。
建物の中へ入ります。
鉄格子が見えるのかなどキョロキョロ。
おっと面会室の看板が見えました。
ここから面会、差し入れするのか。
多分面会、差し入れでここへ来ることもないだろう。
そして建物の2階へ機材や道具を運びました。
こちらは事務所みたいな建物です。
2階の窓から塀が見えました。
5メートル位の高さの塀に囲われているあちらの建物に収容されているのでしょう。
こちらからは中の様子など何も見えません。
私達の仕事は刑務官の方々の健診です。
受刑者の方はしません。(なんか怖いですよね)
今日はミスもなく順調に仕事終わりました。やれやれ。
刑務官の方が二人健診が終わるまで部屋にいらっしゃいました。
ちょっと健診者が途切れた時に刑務官に聞いてみました。
こちらは男性だけの収容で、最長で10年だそうです。
何回も入ってくる人もいるとか。
おばば「塀の中の生活に興味あります」
刑務官「そんなにいいもんじゃありませんよ」
そうだよね。
やっぱシャバの生活がいいよね。
貴重な体験をした一日でした。
おつきあい有難うございました。
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