さて昨日からの続きです。
高千穂で夜神楽を見るというのも目的の一つでした。
生きてるうちに一度は見ておきたかったのです。
あらかじめネットで夜神楽見学の予約をしておきましたが、これは正解でした。
当日は団体さんもいて満席でした。
天照大神が天の岩戸に隠れた折に、岩戸の前でうずめのみことが面白可笑しく踊りそれを見た天照大神が扉を開けて様子を見たとか。
うずめのみことは芸能の神様として崇められているようです。
そして11月の末頃から各集落で夜通し33番の神楽が行われているようです。
こういう舞が受継がれ続いているというのは、神話の里高千穂だからなのでしょう。
素晴らしい伝統ですよね。途絶える事なく続いてほしいものです。
コロナで2年間中止となり今年3年ぶりに再開されるとのことでした。
高千穂神社の踊り手さんが、今は練習で忙しいとおっしゃっていました。
私達が見るのは高千穂神社で観光の為、毎日行われている夜神楽です。 ホテルから座布団も貸して下さいました。
宮司さんが丁寧に楽しく説明してくださり1時間あっという間に終わりました。
こちらでは4番の舞を踊ってくださいます。
左は手力雄の舞(たぢからおのまい) 右はうずめの舞
左は戸取の舞(ととりのまい) 天の岩戸を取り除きます。
右は御神躰の舞 こちらは夫婦円満の舞ですが、他の人が気になったりとか人間らしく楽しい舞でした。笑いもあり所作とか面白かったですよ。
ちょっと話がそれますが、上に切り絵のような白い紙がヒラヒラしてますよね。
これが気になって夫に聞いてみたんですよ。
すると夫は「剪紙(せんし)」だと言うではありませんか。
私「へーよく知っるね」
夫「昔、趣味でやってた」
は〜なんじゃほら、知らんかった。
夫「大阪で働いている頃だから」
そうか出会ってもないわ。
そして作り方を説明しだした。切るのではなくて重ねてカッターみたいなので刺していくんだとか。
趣味でこんな事をしていたとは、意外な発見だった。
後で神社の方の説明によると「彫り者(えりもの)」といい、陰陽、五行、干支などを
表しているそうです。
夫が趣味でしていたものは中国発祥の物で作るものが、少し違うようでした。
でもどこかで繋がっているのでしょう。
そうそう昼間夫の興味をそそる物があったので寄りました。
円形分水工とかで水を水田の面積に応じて配分してるそうな。
私は興味ないが珍しいものらしい。
あと人形浄瑠璃。
黒子が三人がかりで人形を動かす人形芝居です。
かなり大きな人形でした。
人形の前に立つと綺麗なお姫様がくるりと回って恐ろしい顔に
ついでにもうひとつ鬼嫁になるのです。
寄ってみたら意外と楽しかったです。
どちらも幣立神社の途中にあります。
最後までおつきあい有難うございました。