気になっていた映画があったので、昨日病院の帰りに行ってきました。
「土を喰らう12ヶ月」あのジュリーが主演の映画です。
料理の映画なので観ようか?どうしょうか?とても迷いました。
わざわざ映画館で観るべきものなのか?
でも気になる。舞台は長野県だし観たいなぁ〜。
シニア料金で安くで見られるから行ってみるか〜で行ってきました。
案の定、観客はシニアの女性お一人様がほとんどで10人程だったかな。
やはり観に行って良かったです。
いきなり干し柿が出てきました。
私が作った干からびた干し柿ではなく、白い粉を吹いたふっくら美味しそうな干し柿でした。
松たか子さんがそれを美味しそうに食べてました。
その後畑から取ってきた里芋をジュリーが洗うシーンが出てきました。
桶の中に入れて里芋の皮を取るのですが、何故かこのシーン見たら涙が出てきました。
昔を思い出したと言いましょうか、自分でも不思議でした。
なんでここで涙するんか?
涙するような映画ではないと思うのですが、他にも自然と涙するシーンがありました。
私だけかも。
とても丁寧に作られた映画でした。
日本の四季に応じて旬の野菜をそれはそれはとても美味しく食べていました。
茹でたての筍をかぶりついているシーンなど、私も食べたいと思いました。
梅干し、栗の渋皮煮、ぬか漬け、胡麻豆腐、ミョウガご飯、焼きタラの芽、白菜の漬物などどれも本当に美味しそうでした。
私も作ってみたいなと思う料理もありました。
柚子味噌作っていたので、家に帰ってから早速作ってみましたよ。
お米を研ぐときの音、野菜を洗う時の水の音、食べる時の音これは映画館だからこそ味わえる音でした。
かまどで炊いたご飯とお味噌汁とお漬物それだけでとても美味しそうでした。
シンプルイズベスト!
長野の綺麗な景色とマッチしてました。
不便だけど身体を動かすから元気でお腹もすく。
便利な世の中になり、自然と向き合う生活が少なくなっている。
日本は四季もあり豊かな国なんだと思わせてくれる映画。
ジュリーこと沢田研二さんとても料理がお上手でした。
手慣れてる感じでした。
そして白い割烹着姿似合ってました。
また料理だけではなく、死にも向き合った映画でした。
そしてエンディングはジュリーの歌が流れてきます。
いい声してます。
樹木希林ほどジュリーのファンではありませんが、素敵に歳取ってます。
おつきあい有難うございました。