急に読者数が増える時があります。
そんな時は何か変な事書いてないよねと不安になったりします。
またあまり読まれないだろうなと思って書いた記事が増えたり、これはなかなか上手く書けたぞという時は伸びなかったりします。
あまり一喜一憂しないで書いて行こうと思うのですが、伸びると嬉しく書く意欲がわいてきます。
さて昨日の続きです。
コーヒーを飲みながら美術談義が始まりました。
もみじ山美術館のご主人の書く絵は顔をモチーフにした絵が特徴的です。


左はコロナ禍の人々、右側は版画ですが、ババアで自分自身らしい。
最近はババアばっかり書いてるそうです。
強欲で意地悪で汚いそんな醜い所をあぶり出し、自分自身の嫌な所を投影しているそんな事いってました。書いて吐き出すみたいな感じです。
暗くて色がありません。なんか怖くて不気味です。
花を書いても真っ黒い花しか書かないようです。
明るい人は暗い絵を書くとか言ってました。
よくわからないけれど逆のような気もする。
ご主人とにかくよく喋る喋る。
なんでも生徒さんもいるようで、好きなように自由に書かせているようです。
夫もご主人も幼稚園児が書くあののびのびとした、大胆な絵が学校教育により潰されていると嘆いていた。
太陽を青く書いたら違うでしょと言う。
それはおかしいと、自由に書けばいいのだと。
40代の生徒さんの作品を見せてもらいました。
点描でかぼちゃを書いていました。
赤い絵の具でいびつな形のかぼちゃでしたが、味のあるいい絵でした。
10年間教えた精神に障害のある女の子の絵は、とても素敵なイラストでした。
多分この子にしか書けないイラストでしょう。
今ではプロになり活躍しているそうです。
個性的な二人の絵でした。
綺麗な風景画とか書ける人は沢山いるけれど、こんな個性的な絵はこの人しか書けない。
ご主人の絵もそうですよね。
色々な事聞いていて岡本太郎さんが言った「芸術は爆発だ!」のフレーズが頭に浮かんできました。
そんなご主人が夫を見て、とても個性が強いからいい絵が書けますよ。
書いてみませんかと強く強く進める。
夫は学生時代水彩画、油絵、木工など習っていたが、絵は長く書いていない。
たまに鉛筆で書く似顔絵などはまあそこそこ上手い。
どうしても綺麗に書こうという気持ちがあるようだ。
現代アートのようなのは書いた事ないから無理だと言っていた。
それなら左手で書くとか、足で書いてみればと進める。
凝り固まった概念を捨て自由に吐き出せぱいいんですよと。
このまま何も書かなかったら頑固じじいになりますよと。
私はなんか本質ついてるようで笑ってしまった。
2時間近く話していたろうか。
夫はあまり乗り気ではなかったようで、いい返事をしなかった。
ご主人はどこか夫に引かれるものがあったのかやけに熱心に話していた。
最後はこれだけ話したのだから是非検討して下さいとお互いグータッチをして別れた。
後で夫に聞いてみると、今は書く気持ちはないといつかその気になる時があったら書くかもとの事。
今したいのは竹細工だそうだ。
ご主人には悪いけど、本人がその気にならないとダメでしょうね。
色々な話しが聞けてスカウトされ面白い一日でした。
刺し子をされてる奥様は肩凝りもなく没頭されてるようです。
打ち込める物を見つけた人っていいですよね。
最後までおつきあい有難うございました。