一昨日もBS夜8時から三谷さんの映画でした。
今まではコメディ色が強いイメージがあり、あまり観たいとは思っていなかった。
ところが「ラヂオの時間」「みんなのいえ」と2作品観て三谷さんのよさが少しわかった気がする。
ユーモアの中に人間の感情を上手く組み合わせ落としこんでいる。
今回は設定が家作り。着眼点もなかなか。
資料集めや取材やら凄い量の時間を費やして創り上げたんだろうな。
建築関係に詳しい夫は、とてもよくわかるようでした。
こんな事あるあるとか、道具なども懐かしい物とか出てきて興味深く観ていました。
最初トカゲが出てくるのかと思いきや、ゴジラが出てきてゲラゲラ笑った。
こんな所好きだな。
みんなのいえは最初から何か起こりそうでワクワク感でいっぱいでした。
案の定、新進気鋭のデザイナーと昔気質の大工さんと色々な事で衝突します。
どちらも自分の仕事に誇りをもち譲れない所がある。
でもどこかで折り合いをつけないといけない。
観てるこちらもどんな家が出来上がるのか楽しみでした。
施主の田中さんが二人は似た者同士なんだと言います。
「当たり前の物が、この国にはなさすぎる。手間を掛ける事はそんなに無駄な事でしょうか」
このセリフの場面は好きでした。
実によくできた映画だと思いました。
それにしても三谷さんの映画は豪華な俳優さんばかりです。
来週も三谷さんの作品があります。