「怪物」はカンヌ映画祭で脚本賞を取り話題になっていた映画であり、また是枝監督と坂元さんのタッグを組んだ作品だったので是非観たいと思っていました。
二人の良さが組み合わさり、とてもクオリティーの高い映画になっていました。
映画の中で色々な問題が起こります。
それらを色々な視点から見せ、また時系列を変えて見せていきます。
とても引き込まれました。
視点を変え、時系列を変える事で違った見方が出てきます。
こんな手法は面白いですよね。
最初抱いていた思いが、視点が変わる事で変化していきます。
そして時系列を変える事で、分かってくる事もあります。
こんな見せ方好きです。さすが坂元さんです。
また安藤さくらさん、瑛太、子役の二人など役者さんがみんなとても上手い!
皆さん適役でした。
そして諏訪市の綺麗な風景をマッチングさせ、随所に見応えあるカメラアングル流石です。
音楽は坂本龍一さんでしたが、耳障りよく映画に合っていました。
監督、脚本、役者、音楽が上手く融合しとても素晴らしい作品になっていました。
ラストは是枝監督らしいなぁと思いました。
いい映画に出会えました。
有難うございました。