「乳と卵」と書いてちちとらんと読む。
こちらも芥川賞受賞作です。
読んでいて思ったのですが、確か生理の事を書いているとかで話題になった本ですよね。
登場人物はわたしとその姉巻子そして巻子の子供緑子の三人です。
女性の身体についてよく書かれています。
豊胸手術をしたいという巻子、何のためにと言い合う姉妹そして子供。
男性の為に、いや自分自身の為にとか
母親はお乳を飲ませたので、乳房が変化したと言う。
子供は産まなければよかったではないかと思う。
親子関係もぎくしゃくしていて、子供は話せなくなり筆談でやりとりしています。
ラストに親子が卵を投げ合い卵まみれになるシーンが出てきます。
まさに乳と卵です。
銭湯で見る女性の乳房とか、生理についてとか女性の身体について書かれています。
変わってるといえば変わってる作風です。
