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ウィステリアと三人の女たち 川上未映子 レビュー

1.彼女と彼女の記憶について

田舎町で開かれる同窓会、会いたい人もいない、共通の話題もないけれど出てみようと思ったわたし。

東京の芸能事務所に所属しているわたしは、ブランドものの服を身にまとい、

田舎町の女子や男子を蔑んでいる。

こんな物語はよくある。

そこで餓死した同級生の話しを聞く。

昔、その子と仲良く遊んでいたわたし、遊んでいた内容は女子同士のエッチ。

もっと続きが読みたかった。

 

2.シャンデリア

毎日デパートめぐりをしている女性の話し

 

3.マリーの愛の証明

ミア寮でのこちらも女性同志の話し

 

4.ウィステリアと三人の女たち

結婚生活10年たつが子供の出来ない妻が、向かいの空き家に入りそこの住人の生活を空想する話し。

こちらも女性同志の恋愛

以上4つの短編小説が収められています。

1と4が面白いでした。

川上さんの書く小説は謎めいていて、不思議な感じで女性の話しが多いですね。