朝イチで紹介されていた本です。
海外でも翻訳されていて、イギリスでは賞を受賞しベストセラーになっているとか。
ミーハーな私は読んでみたいと思い図書館へ行きました。
予約するとなんと33人待ちと出てきました。
さすが話題の本だけあり凄い人気です。
するとスボレックの仲間が文庫本だけど買って読んだので、貸してくれると言ってくれました。
早速読んでみました。
この小説は連続不審事件の木嶋佳苗被告をモデルに書かれた本です。
モデルがいると事実と重なるのではと興味が湧きます。
多分一部分は事実だとしても、あくまでもフィクションなのでしょう。
わかってはいますが、とても興味深く読ませる小説でした。
婚活サイトを介して男達から金を奪い、三人を殺した罪で、東京拘置所に拘留中の梶井真奈子(カジマナ)
週刊誌の記者里佳が、カジマナへの取材を続けていくうちにカジマナに操られ、好きになってしまう。
女性同志の友情や男性への考え、また料理についても深く書かれています。
ミステリー小説のようでもあります。
最後のどんでん返しには驚きました。
本のタイトルバターですが、美味しそうな料理とともによく出てきます。
いつかエシレバターを買って、バター醤油ご飯食べてみたくなりました。
料理の作り方や味の描写はとても上手で、食べてみたくなります。
なかなか面白い本でした。柚木さんの他の本も読んでみたいと思います。

最後に木嶋佳苗さん本当はどんな方なんでしょう。
広く海外にも知られ、どんな気持ちなんでしょう。