この本は途中で胸が痛くなりました。
主婦ブロガーの翔子とエリート社員栄利子の人間関係が凄まじかった。
本文より
「主婦ブログって自分がどれだけ幸せか、家事をちゃんとやってるか、分かってもらいたいという気持ちが強いのよ」
自分自身もブログやインスタやっていてこんな気持ちもありました。
インスタ始めた頃は料理も頑張って写真とってましたわ(笑)
ブログも毎日更新して読者が増えないかなぁと願っていました。
でもたいした記事も書いてないので増える理由もなく、バズる事もない。
今では記録として残している形です。
それでも読んでくださる方がいるので有難い事ですm(_ _)m
さてこの本の主婦ブロガー翔子さんは、怠惰に暮らしている。
それを恥じる事もなく、猫のように気ままに生き、ブログに夫以外は出てこない。
一方栄利子さんは大手商社に勤め美人で、おしゃれで非の打ち所がない。
裕福な家庭で育ち何不自由なく生きてきた。でも友達がいない。
そんな栄利子さんが翔子さんのブログにハマってしまいます。
近所に住んでいる事がわかり、カフェで会うことになりました。
栄利子さんは翔子さんと話し、友達が出来たととても嬉しくなります。
それからどんどんエスカレートし、家を突き止めたりストーカーまがいの事をしてしまいます。
栄利子さんは人との付き合い方がよくわからないのです。
「友達ってどうやって作ればいいの?どうやって知り合ったの?喧嘩はしない?疎遠にならないコツってあるの?避けられた時はどんな風に距離を詰めるの?どうやったら、ちゃん付けやあだ名で読んでもらえるの?」
「頑張ってもどうにか出来るもんじゃないんだよ。友達だけは」
「根底のところで人を信じていないんだろう。だから君に誰も近付かないんだよ。
型にこだわり、常に心を武装するきみに、誰が本音で向き合うんだ。」
「武装するくせに、人を求めるんだ。一人でいなさい。人を信じられるようになるまで、ずっと一人で居ることだよ。恥ずかしいことではない。いい加減、大人になりなさい」
「見栄を張る必要のない相手に、黙って話しを聞いてもらえるだけでママは救われたの」
「面倒くさいっていうのは、自分が一番可愛くて、自分以外の誰かのために一分だって時間を割きたくないってこと。でもその生き方を貫いたら、こうなることを教えてくれた」
などなど色々な言葉がささりました。
人間関係や友達関係⋯また親子関係とか色々考えさせられた本でした。
