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のんびり気ままに…

65歳シニア山頂でカップヌードルの為卓上コンロ背負っていくの巻

今年2回目の韓国岳登山に行って来ました。

山に登るからには、山頂でカップヌードル食べて、美味しい珈琲を飲みたい願望がありました。

一度でいいのです。是非やってみたい!

思い立ったら即行動。

キャンプで使うようなカッコよく、小さなコンロなどない。

わざわざ買うなんてもったいない。

一回きりだしある物を使うべし。

道具とか服とかにあまりお金をかけたくないケチな私です。

 

家の卓上コンロ、小鍋を持っていく事にしました。

コンロのボンベの残量が少なめだったので、新しいボンベに交換したがこれもまた重い。

そして水をペットボトルで2本、割り箸、珈琲、カップなどリュックに詰め込んだら、

5キロになった。

背負ってみると重いが、これくらいなら大丈夫だ。

 

当日、卓上コンロ背負ってくなんてと山友達に笑われた。

確かにこんなシニアもそういないだろうな(笑)

でも私の夢を叶えるために頑張るのだ!

 

雲一つない絶好の天気。

霧島の韓国岳を5キロのリュックを背負って一歩一歩登り始めました。

前回は5合目までは一度も休まず登った。

ところが3合目辺りできつい。

ちょっと休憩してエネルギーチャージしないと進めない。

リュックを降ろしウイダーinゼリーを飲み一休み。

そしてまた歩き進めるが、5キロのリュックはこたえるのかまた疲れてきた。

肩に重さがくい込んでくる。

とりあえずまたリュックを降ろし休憩。

5合目はまだ先なのに2回も休憩した。

もう足を上げるのがきつい。

こんな荷物背負って苦行だ〜

これは5キロの米を背負ってるのと同じではないか。

いやいや富士登山なんてもっと辛いはずだ。

こんなで根を上げるな!

などと自分と闘っていた。

5合目を過ぎると先は短いと思っていたが、今回は長かった。

7合目、8合目あと少しだ〜

頑張れ頑張れ自分自身を鼓舞しながら登り進めた。

そしてやっとたどり着いた。

ヤッター!

大浪池はコバルトブルーの水をたたえとても綺麗です。

そして錦江湾は雲海となり、桜島が浮かんでいます

 

そして左手には噴火を続けていた新燃岳です。

頂上はまだ煙が上がっています。

前回来た時は頂上は新緑だったけど、今回は黒く山肌も焼けていました。

新燃岳の向こうに見える山は高千穂峰です。

 

そしてこの済んだ綺麗な青空!

もう最高です。

この景色が見れて頑張った甲斐がありました。

私が感動し、動画とか写真撮ってる間に山友達がコンロの置場を捜してくれてました。

風の当たらない岩場の陰です。

いよいよカセットコンロをセットしお湯を沸かします。

風も強くなく火が消える事もありませんてした。

後はカップヌードルにお湯を入れて3分間待つのみ。

ヤッター夢が叶ったよ。

 


この景色の中食べるカップヌードル

達成感もありそれはそれは美味しいでした。

地上で食べるのとは味が違いました。

さっきまでの肩の痛さも疲れも吹っ飛びました。

友達も大喜びでこんな体験が出来るとは思ってなかったよ有難うと言う。

いえいえこちらこそ私の夢に付き合ってくれて有難うだよと言いながら二人とも完食。

そして食後の珈琲を入れました。

 


山で淹れたての珈琲が飲めるなんて本当に幸せでした。

この景色とカップヌードルと珈琲は、忘れる事はないでしょう。

 

帰りは一度も休む事なく軽やかにと下山してきました。