本と旅と映画

のんびり気ままに…

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ボトルネックレビュー 米澤穂信著

不思議な物語でした。舞台は石川県金沢そして東尋坊。 嵯峨野リョウは東尋坊から落ちて亡くなった恋人諏訪ノゾミを弔うために、白い花を崖から投げ込んだ。 そして何かに誘われるよう断崖から落ちた。 しかし、気がつくと金沢市のベンチにいた。 不思議に思…

屍人荘の殺人レビュー 今村昌弘著

スリル、サスペンス、謎解き面白く読ませて頂きました。 登場人物は14人と多く覚えられるか心配でしたが、覚えやすいように文中に説明もありました。 物語は紫湛荘で映画研究部の合宿が行われる事になったのです。 初日は映画の撮影があり、夕食はBBQ。その…

Nのためにレビュー 湊かなえ著

久しぶりの湊かなえさんの小説でした。 湊さんはイヤミスの女王と呼ばれているのですか? イヤミスとは読んだら嫌な気持ちになるミステリー小説の略だとか。 なんだか分かる気がする。 このNのためにも読後はすっきりせず、なんだか凄く嫌な事件だなぁと思っ…

哀しい予感レビュー 吉本ばなな著

今まで読んだばななさんの本の中でこの本が一番好きかも。 と言ってもまだ7冊しか読んでいないけど。 哀しい予感と題名から連想する話しとは違い、いい話しでした。 古い一軒家に住んでいる音楽教師のおばゆきの。30代一人暮らし。 ほおっておくと、一日中、…