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のんびり気ままに…

屍人荘の殺人レビュー 今村昌弘著

スリル、サスペンス、謎解き面白く読ませて頂きました。 

登場人物は14人と多く覚えられるか心配でしたが、覚えやすいように文中に説明もありました。

物語は紫湛荘で映画研究部の合宿が行われる事になったのです。

初日は映画の撮影があり、夕食はBBQ。その後二人組で肝試しに行くのです。

ここでとんでもない事件が起きます。

なんとゾンビに仲間4人が襲われてしまいます。

助かった10人は紫湛荘に立てこもり、バリケードを築き、ゾンビが入ってこないよう知恵を絞ります。

しかしゾンビが入ってきた気配はないのに、仲間が一人殺されてしまいます。

密室殺人はどうやって行われたのか?

ゾンビなのか仲間なのか?

その後も一人、また一人と悲惨な殺され方をします。

誰が犯人なのか?

色々トリックがあり謎を解いていく過程の面白さ。

一人一人の事情、思いも絡み合いどうなっていくのか興味津々で読みました。

そして犯人は思いもよらない人でした。

ゾンビを登場させるとか発想が面白かったです。

グロい所もありますが、本格長編ミステリー小説面白かったです。