久しぶりの湊かなえさんの小説でした。
湊さんはイヤミスの女王と呼ばれているのですか?
イヤミスとは読んだら嫌な気持ちになるミステリー小説の略だとか。
なんだか分かる気がする。
このNのためにも読後はすっきりせず、なんだか凄く嫌な事件だなぁと思った次第です。
杉下希美、安藤望、西崎真人、成瀬慎司、野口奈央子、野口貴弘、そして野バラ荘全てNがついている。
それぞれがNのために起こした事件という事。
冒頭の事件の話しがそれぞれの思惑で語られ、嘘をつき自己保身に走った姿が見える。
最後真実は違ったものでしたが、正しく明かされる事なく終わってしまった。
それでいいのか?なんだかなぁ~すっきりしなかった。