本と旅と映画

のんびり気ままに…

クスノキの番人 レビュー

クスノキの番人 東野圭吾

 

このお話は職場を解雇された直井玲斗が、給与と退職金代わりに職場に盗みに入り逮捕されてしまう。

その弁護士費用を支払ってくれるという叔母から、クスノキの番人をするよう命じられる。

新月の夜にクスノキの中に入って伝えたい事を念じるこれを預念という。

そして満月の夜にクスノキの中で念を受け取るこれを受念という。

念を受け取る事が出来るのは血縁者だけである。

亡くなった兄からの預念を受け取る為に、満月の夜に通う弟の話しや亡くなった父からの預念を受け取る為に通う息子の話しなどが織り込まれています。

同時に玲斗がクスノキの番人をしながら成長していき、叔母との距離が近くなっていく様子が温かく書かれています。

読後爽やかな感じです。

スピリチュアルな事はあまり感じない私ですが、先日彩雲を見てからいい事が続いています。

彩雲とは雲が虹色になっています。滅多に見られないようです。

皆様にもいい事がありますように。