立ち寄った書店で目に留まった原田マハさんの旅屋おかえり「丘の上の賢人」
を手に取りめくってみた。
目に飛び込んできた最初の文章
どんなことより旅が好きだ。ひとり旅して、心ゆくまで楽しみたい。
決めたこの本を買おう!
以前読んだ旅屋おかえりがシリーズになった感じでした。
丘えりこさんが顧客から頼まれた旅を引き受け、代理で旅に行くお話しです。
今回は北海道小樽市がメインでした。
小樽の運河やレンガ倉庫、ガラスショップそして美味しいお寿司屋さんなど
10年以上前に行った小樽の風景が思い出され懐かしく読むことが出来ました。
主人公の丘えりさんが明るく温かい人なので心が温まります。
とても良いお話しでした。
巻末には原田マハさん自身の事も書かれていて、原田さんも大の旅好きのようです。
自称「フーテンのマハ」
旅の目的は美術館とグルメ。
六花亭のチョコも大好きのようです。
ふきのとうの絵が書かれているホワイトチョコの包み紙のエピソードも可愛い。
旅に行きヒントを得て小説に繋がる事もあるようです。
マハさんの小説は長編の深い話しの小説もありますが、旅屋おかえりシリーズは息抜きに読むとほっこりとしておすすめです。
以前の旅屋おかえりは角館、ここは二十歳の時ひとり旅で行った所でした。
そして本を読み泣いたのでした。これも一年以上前になるのか月日が立つのは早いですね。