本と旅と映画

のんびり気ままに…

楽園のカンヴァス レビュー

楽園のカンヴァス 原田マハ

 

こちらはルソーの「夢」という絵画を題材にした小説です。

どんな絵かと言いますとこんな絵です↓

ルソーの名前は聞いた事ありますが、どんな絵なのか私も知りませんでした。

モデルの名前はヤドヴィガと言います。

ルソーはピカソと同じ時期の画家のようです。

まだ認められていなかったルソーの才能をいち早く分かっていたのもピカソのようです。

原田さんは美術に造詣が深いので勉強になりなかなか面白いです。

この話しは「夢」とは別に「夢をみた」という絵画があり、その絵が本物か贋作か二人のルソー研究者が判断を下すというミステリーっぽい小説です。

トム.ブラウンを装うティム.ブラウンと早川織絵二人のルソー研究者が、一日一章の物語を読み進めながら最後の七章を読んだ後に判断を下すのです。

その物語はルソー、ヤドヴィガ、ピカソが生きた時代の小説でした。

本物か贋作か?推理しながら引き込まれて読み終えました。

読み応えありなかなか面白い小説でした。