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異邦人 レビュー

異邦人(いりびと) 原田マハ

 

異邦人と書いていりびと読ませる。

当て字ですよね。いりびとという言葉を引いても出てこない。

この小説は裕福な家に育ち美術に対する慧眼の持ち主菜穂と、画商の跡取り息子一輝が軸になっている。

原発事故の後東京で暮らしていた菜穂は妊娠していた為、放射能を避ける為京都に移り住む事になった。

そして京都で白根樹という無名の画家の絵に魅せられ、彼女をデビューさせたいと動き出すのだ。

両家の会社存続の為に夫や親のする事に怒りを持つ菜穂。

また白根樹との関係など読み進めていくとなかなか面白い話しでした。

舞台は京都なので京都ならではの景色や祇園祭などの様子など読んでいると、見てみたくなりました。

しばらく原田マハさんの本を読んでいこうと思います。

読み終えると本の表紙に頷けます。