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青空と逃げる 感想

青空と逃げる 辻村深月

 

題名通りお母さんと小5の息子が逃げ続ける話しだ。

事故に合った父親が元で逃げざるえなくなったのだが‥

逃げてたどり着いた場所で逞しく生きていく。

四万十川、家島、別府へと逃げるように。

母親は子供を守るため訪れた場所で、仕事を探し懸命に生きていく。

子供は学校には行かず、その土地の人々と触れ合いながら生きている。

落ち着けるかなと思える頃また逃げざるえなくなる。

最後は仙台に行くのだか、「傲慢と善良」に繋がる部分があった。

この親子と一緒に旅に出てる気持ちになり、旅好きの私は興味をもった。

別府で砂かけさんとして働くのだが、実に丁寧に書かれていた。

細かい取材をされたのですね。

 

息子の力君がお父さんと電話で繋がっていたなんてずるいよ。

最後は泣かされました。