汝、星のごとく 凪良ゆう著
図書館に予約していたのですが、100人待ちですと言われました。
凄いなぁ~今年中に読めないではないか。
待ってられなくてアマゾンで買いました。
買って読んで納得。素晴らしい小説でした。
ラストに「汝、星のごとく」が出てきたときは震えがきました。
さすがです。
凪良さん上手いですねぇ〜
櫂と暁海二人とも背負った人生の重さに、思い通りにいかず悩み苦しみながら生きていく。
引き込まれて一気に読み進めました。
女性も自立して生きていく事の大切さが強く出てきました。
瞳子さんの言葉
「わたしは仕事をしていて、それなりに蓄えもある。もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある。誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくてもいい。それはすごく大事なことだと思う」
「いざってときは、誰になんて言われようと好きなことをしなさい。怖いのはえいって飛び越える一瞬だけ。飛び越えたらあとは自由なの」
他にも気になった言葉があったので書いておきます。
「誰かに幸せにしてもらおうなんて思うから駄目になる。」
「自分がどうありたいかの選択権は、いつでも自分の手の中にある」
「自分で自分を養う力がない不自由さ、自分の生活基盤を夫という名の他人ににぎられている不安定さ。」
「自ら選んだ時点で、人はなんらかの責を追う。それを枷と捉えるか、自分を奮いたたせる原動力と捉えるか。なんにせよ、人はなにも背負わずに生きていくことはできない。」
「ひとりでも生きていけるようになりたいけど、ひとりはいや。」
「人は群れで暮らす動物です。だからなにかに属さないと生きていけない。自分がなにに属するかを決める自由。自分を縛る鎖は自分で選ぶ」
「きみはひとりで考えて、ひとりで反省して、ひとりで答えをだすんだね」
そうだよ。
会社でお茶汲みをするのは女子社員の勤めだと思って過ごしてきた。
男性と女性は処遇が違った。営業に出たくても女性は事務所でお留守番。
会社も家庭も同じだった。家の中でする仕事だけだった。
男性が外に出て稼いでくる。
随分昔から何十年も続いてきた。
国もそういう施策で主婦を守ってきたというか、作ってきた。
今、時代が変わり専業主婦も少なくなってきた。
国も早く変えるべきだ。
なんて思った次第です。
小説の話しからずれましたが、北原先生もいい人すぎます。