本と旅と映画

のんびり気ままに…

52ヘルツのクジラたち レビュー 

52ヘルツのクジラたち 町田そのこ著

 

明日公開の映画「52ヘルツのクジラたち」を見る前に原作を読んでおこうと、旅の合い間に読んでいました。

武雄市図書館や電車の中で読み、中央駅につく頃には読み終えました。

う〜んこの内容だと私は映画館には行かない。

暗くて重いお話しです。

52ヘルツのクジラは普通のクジラと声の高さが違うらしい。

あまりにも高音で、他のクジラには聞こえない声なんだとか。

なので世界で一番孤独だと言われてるらしい。

このクジラにたとえ孤独を抱えた登場人物達が織りなす物語となっています。

色々な悩みを持った人達が出てきますが、登場人物の誰かに共感出来なかった。

私には合わなかった。ごめんなさい。

 

 

 

③60代一人旅 武雄神社 武雄の大楠 武雄市図書館 サイクリング カイロ堂駅弁旨し!

翌日は朝6時に起きて、またまたホテルの温泉へ。

男湯と女湯が入れ替わり、昨日より大きくなっていました。

露天風呂に入り、空を眺めるとまん丸お月様が浮かんでいた。

普段なら弁当を作り、朝食を用意しバタバタやっているのに、なんて幸せな事よ。

満月を眺めながらの朝風呂でした。

朝食はバイキングでおかゆとパンを頂きました。

 

ホテルに荷物を預け、自転車にまたがり出発です。

今日の予定は、武雄神社→武雄の大楠→武雄図書館→Olyでランチ→帰鹿。

昨日頂いた地図を見ながら、武雄神社へ向かうがやはり地図が読めない。

右か左か?先に進んでは後戻りを繰り返しながら進んでいた。 

武雄高校が見えてきた近いぞ〜でもわからない。

もう人に聞くしかない。

すみません武雄神社はどちらでしょうか?歩いている御婦人に尋ねた。

「そこを右ですよ。」「有り難うございます。」

本当にすぐ近くまで来ていた。

登り坂を上がると武雄神社がありました。

やったーたどり着いた。

立派な神社です。

takeo-jinjya.jp

御朱印も頂きました。何種類もあり選んだのはこちら↓

武雄神社の裏に大楠がありました。

 

樹齢3000年。

大きな大きなクスノキ。幹には穴があき、傷んでいるのにここで3000年も生きているのか〜凄いなぁ。

私なんかたった64年しか生きていない。

クスノキに比べたらちっぽけなもんだ。

たくましく生きていかねば。

クスノキにお礼をし、パワーを頂き帰ろうとしたら、おばさまの団体さんがやってきた。

一人ゆっくり見られて良かったよ。

さて次は武雄市図書館です。

武雄神社のすぐ近くだったので迷うことなく行けました。

とても立派でお洒落な図書館です。

中は写真撮影禁止だったので、こちらから見てください↓

takeo.city-library.jp

中に入ると思わず「すごーい、素敵!」と感動です。

スタバや蔦屋も入っていて、本棚の設置とか、作りがとても良かったです。

どなたが設計したのでしょうか。なかなかセンスあります。

ぐるっと一回りし、スタバで抹茶クリーム飲みながら、持ってきた本を読みました。

落ち着いたBGMが流れる中、読書にいそしむ私。

良かったここに来れて。来てみたかったんだ。

隣りにはこども図書館が併設されており、ジブリのBGMが流れていました。

良い所でした。2時間近く滞在してました。

さて、お昼を食べに駅に戻ります。

来る時はウロウロしたけれど、意外と近いし、わかりやすい所でした。

昨日の武雄温泉楼門と駅を挟んで向かい側になります。

武雄駅前とか道路も大きく自転車も走りやすいです。

坂もないしサイクリングして回るには良い所でした。

お昼はOlyでアジフライ定食食べようと思っていたけど、抹茶クリームでお腹満たされうどん定食にしました。

いい御出汁で、天ぷらも美味しいでした。

oly-takeo.com

 

 


お世話になったチャリ男君を返し、駅でお土産買いました。

帰りはリレーかもめで新鳥栖まで行き、新鳥栖で新幹線に乗り換えて帰りました。

リレーかもめはリレーつばめとそっくり。懐かしい。

武雄温泉駅に新幹線かもめも停車していたのでパチリ。

 

夫へのお土産は、今日の晩御飯としてカイロ堂の佐賀牛特上カルビ弁当。

こちら九州駅弁グランプリで優勝したお弁当です。

実は私が食べたかった笑

甘めで柔らかくとても美味しいお肉でした。納得のお弁当!ご馳走さまでした。

kairodo.com

こうして私の旅はおわりました。

素敵なお祝い事があり、娘達とおしゃべりし、そして楽しい武雄温泉の旅。

とてもリフレッシュ出来ました。

皆でワイワイ行く旅も好きだけど、一人ふらふら行きたい所に行き、美味しい物食べる旅も大好きです。

最後までお付き合い有り難うございました。

 

②60代一人旅 武雄温泉 元湯あつ湯 気持ちよし サイクリング

武雄温泉楼門近くは温泉街になっていました。

赤い立派な門が見えてきました。

ここをくぐると

奥に武雄温泉新館があります。

ここは資料館となっており午後6時までの入館です。

5時に到着したのでセーフでした。

入館料は無料です。

www.city.takeo.lg.jp

中を覗くと大正時代の大衆浴場の様子などが見られます。

硝子戸やタイルなど古く懐かしい感じです。

私はテルマエ・ロマエが浮かんできました。

可愛いタイルですよね。マジョリカタイルというのでしょうか。

お洒落なお風呂です。天井も高く素敵でした。

2階は休憩室となっていました。

資料館を見た後は、いよいよ武雄温泉入湯です。

券売機で500円払い、元湯に入る事にしました。

あつ湯とぬる湯の温度表示があります。

えっ!45度なんて入れないでしょう。

中に入ると観光客なのか人は多めでした。

天井は高く木造でいい雰囲気です。

ここは日本で最も古い温泉施設のようでレトロ感満載です。

洗い場はシャワーもついています。

そしてぬる湯とあつ湯の大きな浴槽が2つ並んでいます。

皆さんぬる湯に入っていました。

あつ湯は43度の温度表示になっていて、一人も入っていません。

恐る恐る手を入れてみるとそこまで熱くなかった。

若い女の子が一人入ったので、私も入ってみました。

二人して「大丈夫だね。そこまで熱くないね」と言い肩までつかりました。

お湯は無臭で少しとろみがあり、熱めなのでキリッとして気持ちいい。

長崎から来たと言う若い女の子と話しながら、温泉に浸かってました。

あ〜気持ちよかった。いいお湯でした。

美人の湯とか言うしこれで綺麗になれば文句なし。

4travel.jp

 

身体も温まり、心地よい夜風を感じながら自転車でホテルへ戻りました。

帰る途中、美味しそうな苺と胡麻豆腐見つけたので夜食に買って帰りました。

「光る君へ」を見ながら、ぺろりと食べちゃいました。

そしてホテルにも最上階に温泉があったので、ゆっくり入り就寝しました。

明日へ続く。                          つづき

 

①60代一人旅、武雄温泉、餃子会館は期待外れ ついで旅 サイクリング

久しぶりに旅してきました。

あ〜楽しかった。

今回は福岡でお祝い事があったので、その帰りに一人でブラブラと旅してきました。

せっかく福岡まで行くのにそのまま帰るのももったいなかったので、ついで旅です。

事前に、行きたい所、食べたい物も下調べして手帳に書き込み準備していました。

行き先は佐賀の武雄温泉です。

なぜ武雄温泉かと言いますと、以前友達から行ったことある?と聞かれ、まだ行ったことなかったし、興味がありました。

それに福岡から電車で1時間で行けます。

しかし博多駅の券売機で買い方が分からず、窓口で武雄温泉駅までと帰りの切符まで買いました。自由席なので時間は自由。

新幹線は長崎から武雄温泉駅まで開通したようで博多駅からは在来線でした。

武雄温泉駅は新幹線開通に伴い、駅がとても綺麗に整備されていました。

到着したの午後3時半。

ホテルは駅の目の前「セントラルホテル武雄」

www.central-imari.jp

今日の日程はホテルにチェックイン後、レンタル自転車を借りる。

行列が出来るという餃子会館で早めの夕食

武雄温泉楼門、武雄温泉新館見学、元湯入浴

武雄温泉新館は午後6時までなので少し急がないといけません。

ホテルにチェックインし、リュックにタオル詰め込み、スニーカーにロングコートをなびかせ自転車にまたがります。

自転車はホテルで無料で借りられます。翌日も借りたので大変助かりました。

まずは餃子会館に行きホワイト餃子とラーメン食べるのだ!

地図が読めない私はスマホで右、左と言われてもよくわからない。

えーどっちだよ??どこ曲がるんだよ??

も〜人に聞くしかない。

お店の人が立っていらっしゃったので、餃子会館はどう行ったらいいのでしょうと尋ねました。

親切な御夫婦で店から武雄の地図を持ってきてくださり、教えてくださいました。

御夫婦にどこからと問われ鹿児島から餃子食べに来ました〜と手を振り別れました。

この地図を頼りに餃子会館に到着。

普段は凄い行列のようで、店の外には椅子が並べられていました。

まだ4時過ぎだったので、待つことなく入店できました。

考えてきたのです笑

www.white-gyouza.co.jp

お目当ての焼き餃子ともしもしラーメンを注文1200円前払いです。

これこれ写真でみた丸い餃子8個も食べ切れるかな?

一口食べると皮が少し厚くてパリパリ、中は普通の餃子でした。

あっという間に8個完食でした。

ラーメンは豚骨スープでしたが、思ったほど美味しくなかった。

正直いうと不味かった。鹿児島ラーメンの方が美味しい!!

餃子の形が珍しいくらいで、そんな並ぶほどの味ではなかった。

とりあえず夕食済ませ、次は武雄温泉楼門へ向かった。

まだ続きます。                 つづく。

 

   

 

星を編む レビュー

星を編む 凪良ゆう著

 

「汝、星のごとく」の続編になります。

北原先生の過去も詳しく書かれています。

本当にいい先生です。こんな先生いないです。

 

そして作家と編集者の関係。

SNSでの無責任な誹謗中傷に

「こういう時は孤独感が募るものだから、側にいてメンタルを守ってあげて。会社は全力で作家を守りますと伝えてほしい。」という文面が出てきました。

力強い言葉です。

ふと芦原さんの事がよぎりました。

 

本から抜粋

「底の見えない出版不況の中、作家は昔のように大きな文学賞を穫れば一生安泰の仕事ではなくなった。気を抜けば部数は下っていく。気を抜かずとも、おもしろくなければ下がっていく。

新人はどんどん出てくる。一作一作が真剣勝負だ。」

 

家庭での男と女の関係なども書かれています。

料理の事もよく出てきたので、凪良さん食べるのも好きかも?

櫂くんと暁海さんのお話し、本当にいつか映画化されるのではないだろうか。

その時は観にいこう。

 

昨日観たカラーパープル、そして「汝、星のごとく」、「星を編む」どちらも女性が自立し、力強く生きていく姿を描いていました。

元気をもらいました。


pannsuki.hatenablog.jp

 

映画 カラーパープルを観て

カラーパープル、オープニングから心を鷲づかみされました。

ミュージカル好きな私にはたまりませんでした♫

歌もダンスも迫力満点!

ニコニコしながら身体はついついスイング。

もう最高でしたよ!!

歌から芝居への流れもとてもスムーズでした。

そして歌とダンスはさすがです。とってもパワフルで元気をもらえます。

外人さんは迫力ありますよね~ミュージカルの舞台があったら是非観てみたいです。

2時間20分はあっという間もっと見たかった。

話しの内容は黒人の姉妹セリーとネティ。

姉のセリーは夫から虐げられ奴隷のような扱いを受け耐えて生きていた。

そしてセリーとは正反対の強い女性ソフィア、そして夢を叶え歌手になったシュグとの出会いによりセリーが変わっていく。

耐えていたセリーが旦那に言いたい事を言い、自分の生きる道を見つけ自立していくと決めた時の歌には感動しました。

歌い終わった後は拍手しそうになりました。ブラボー👏

でも一つ残念な点がありました。

離ればなれになっていた姉妹がラストは再会するのですが‥

突然妹役が変わっていました。

最初の妹役はリトルマーメイドの主役のハリーベイリーだったのです。

なんとか老けたメークとかして最初の妹を出して欲しかったな。

ラストのいい場面でいきなり違う人が出てきてこの人誰?って思いました。

ここだけは残念でした。

でも全般的に最高のミュージカル映画でした♫

ブラボー👏

おすすめの映画です、ハンカチ持参で映画館へ。

 

 

 

 

汝、星のごとく レビュー 凪良ゆう

汝、星のごとく  凪良ゆう著

 

図書館に予約していたのですが、100人待ちですと言われました。

凄いなぁ~今年中に読めないではないか。

待ってられなくてアマゾンで買いました。

買って読んで納得。素晴らしい小説でした。

ラストに「汝、星のごとく」が出てきたときは震えがきました。

さすがです。

凪良さん上手いですねぇ〜

櫂と暁海二人とも背負った人生の重さに、思い通りにいかず悩み苦しみながら生きていく。

引き込まれて一気に読み進めました。

女性も自立して生きていく事の大切さが強く出てきました。

瞳子さんの言葉

「わたしは仕事をしていて、それなりに蓄えもある。もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある。誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくてもいい。それはすごく大事なことだと思う」

「いざってときは、誰になんて言われようと好きなことをしなさい。怖いのはえいって飛び越える一瞬だけ。飛び越えたらあとは自由なの」

他にも気になった言葉があったので書いておきます。

「誰かに幸せにしてもらおうなんて思うから駄目になる。」

「自分がどうありたいかの選択権は、いつでも自分の手の中にある」

「自分で自分を養う力がない不自由さ、自分の生活基盤を夫という名の他人ににぎられている不安定さ。」

「自ら選んだ時点で、人はなんらかの責を追う。それを枷と捉えるか、自分を奮いたたせる原動力と捉えるか。なんにせよ、人はなにも背負わずに生きていくことはできない。」

「ひとりでも生きていけるようになりたいけど、ひとりはいや。」

「人は群れで暮らす動物です。だからなにかに属さないと生きていけない。自分がなにに属するかを決める自由。自分を縛る鎖は自分で選ぶ」

「きみはひとりで考えて、ひとりで反省して、ひとりで答えをだすんだね」

そうだよ。

会社でお茶汲みをするのは女子社員の勤めだと思って過ごしてきた。

男性と女性は処遇が違った。営業に出たくても女性は事務所でお留守番。

会社も家庭も同じだった。家の中でする仕事だけだった。

男性が外に出て稼いでくる。

随分昔から何十年も続いてきた。

国もそういう施策で主婦を守ってきたというか、作ってきた。

今、時代が変わり専業主婦も少なくなってきた。

国も早く変えるべきだ。

なんて思った次第です。

小説の話しからずれましたが、北原先生もいい人すぎます。