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かがみの孤城 感想

かがみの孤城 辻村深月

 

映画は見ていませんが、読後見てみたいなぁと思いました。

学校に行けなくなってしまった中1のこころちゃん。

原因はクラスメートの真田さん達からいじめを受けた事。

家まで来て脅されて怖くなってしまった。

誰にも言えず家に籠もってしまったこころちゃん。

ある日部屋の姿見が光り、手を伸ばしたら鏡の中に引きずり込まれたのだ。

そこには狼のお面を被り、リカちゃん人形みたいな可愛いドレスを着た女の子がいた。

そして他にも4人の男子と二人の女子がいた。

みんな中学生で学校に行けてない子達。

素敵なお城の中でそれぞれの部屋を与えられ、自由に使っていいと言われる。

マサムネ、スバル、ウレシノ、リオン、アキ、フウカ、こころの7人がこのお城の中で友情を育み、助け合う。

現実の世界から逃げるよう昼間はこのお城で楽しく過ごせる。

不登校になった子供の心情や、大人の対応に対してどう思っているかなどよく書かれていた。

アキと喜多嶋先生の繋がり、狼少女とリオンの繋がりなどよく出来たお話しでした。

ラストは一筋の涙が流れました。

いいお話しでした。