本と旅と映画

のんびり気ままに…

はだしのゲン レビュー

一月以上ブログから離れていました。

原因はユーチューブの見すぎもあります(^_^;)

今こうやってブログに向かうと、自分自身と向き合い深く考えられる時間となります。

こんな時間も大切なので、まめにブログ書いていこうと思います。

さて今回読んでいた本は漫画「はだしのゲン」 中沢啓治 著

今回7巻最後まで読み終わりました。

一度は読んでおきたいと思っていました。

戦争、原爆について悲惨な体験を元に書かれています。

中沢啓治さんが実際に体験した事、見た事など詳しく書いています。

広島の原爆投下後は地獄絵です。

またその後も原爆の放射能の後遺症に怯える人達、原爆により孤児になった子供達の悲惨な生活、GHQがしてきた事など色々な事を知る事ができました。

ゲンは原爆で倒れた家の下敷きとなった父、姉、弟の三人を助け出す事が出来ず亡くしてしまう。そしてお母さんも原爆症で亡くしてしまう。

悲惨な体験を何度もするけれど、そんな中でも前向きに生きていくゲンの生き方に私は勇気づけられました。

この本は暗く悲しい事も書かれていますが、ゲンのおかげで明るく前向きになれます。

お父さんの「ふまれてもふまれても、たくましい芽を出す麦になるんじゃ」の言葉通りに、めげずに正義感にあふれたくましく生きていくゲンに感動しました。

そして「しょうがないというな!あきらめたら終わりだ!」というゲンの言葉にはげまされました。

それから天皇陛下の戦争責任など思っていても言えない事も忖度なしにズバッと書いています。

言いたくても言えない事を書いて出版されています。

改めてこの本を読んでよかったと思いました。

ずっと読み継がれていかなけれぱならない本だと思いました。