役所広司さん主演のPERFECT DAYS観てきました。
お仕事はトイレの清掃員。
朝早く枯れ葉を掃除するホウキの音で目覚めます。
そして顔を洗い、歯磨きし、髭を整えて服を着替え出掛けて行きます。
アパートの下の自販機て缶コーヒーBOSSを買うのも日課となっています。
車に乗り込むとカセットテープを流します。それは古い洋楽で映画の雰囲気にとても合っていました。また映し出される東京の街並みもとてもいい感じでした。
公園のトイレ掃除を済ませ、コンビニで買ったサンドイッチで昼食です。
仕事が終わると銭湯に行き、行き付けのお店で夕食を食べます。
古いアパートなのでお風呂もありません。
質素な暮らしで部屋にはテレビはなく、カセットプレーヤーがあります。
また読書が好きなようで本が沢山並んでいます。
本は古本屋さんで買ってきます。
部屋の植木への水やりも日課になっています。
そんな毎日の暮らしが繰り返されていきます。
う〜んずっとこんな感じだと眠くなりそうだなぁと思っていました。
でも心配いりません。
事は起きます。
どうしようもない同僚に振り回されたり、姪っ子が転がりこんできたり、好意を抱いていたスナックのママさんの元旦那と話したりとか飽くことなく観られます。
無口で口数が少ない役ですが、役所さんはとてもいい表情で演技されています。
木漏れ日を見て少し微笑む役所さん、妹と会ったあとの泣き顔、ラストの泣き笑いなど
色んな表情で演技されています。
カンヌ国際映画祭で最優秀賞男優賞を受賞したのも頷けます。
静かな映画ですが雰囲気のあるいい映画でした。
音楽も良かったし、観て良かったです。