黄金色に色づいた稲穂を眺めながら、一人温泉へ向かった。
ナビを頼りに向かったのは吹上にある中島温泉旅館。
かなり歴史ある温泉のようです。
風格ある佇まいの入り口をくぐると、休憩処に西郷さんの大きなお顔がドーンと現れました。
なんでも西郷さんも入浴したようです。温泉好きだった西郷さんは鹿児島県内のあちこちの温泉で湯治してたようですもんね。
券売機で確か入浴券400円だったと思います。
声かけても窓口には誰もいらっしゃらない?
ガラス戸を開けて券を置いていく感じだったので置いときました。
中はこんなレトロな感じで階段はピカピカに磨かれていました。
いいじゃんいいじゃん。
2階はお部屋になっているのでしょう。
なんでも座敷わらしが出るとかいうお部屋みたいです。
一度泊まってお会いしてみたいわ良い事ありそう。
今日は日帰り温泉なのでお風呂へ直行。
女湯(姫湯)男湯(殿湯)の暖簾と提灯。
暖簾をくぐると脱衣所に御婦人が一人入浴した後で帰り支度をしていました。
御婦人はこちらの温泉が大好きで時間があれば、入りにきているとの事。
好きすぎてこちらに住みたい位だと言うではありませんか。
ふ〜んそんなにいいお湯なのか。そして私一人貸し切りでした。
お風呂場は昔ながらの作りでした。
壁には吹上浜の松の木と海亀が描かれていました。
これもまたレトロです。
天然温泉でほのかに硫黄の香りがしました。
透明で少しぬるっとしたお湯なかなかいいお湯でしたよ。
しばらくすると御婦人が3人ほど入ってきました。
私は一人ゆっくりのんびり入り最後に上がりました。
先にあがられた御婦人達は地元の人達でした。
毎朝6時に入りにきてるとか。そして一人の方は好きすぎて近くに引っ越してきたんですって!
皆さんに愛されてる温泉なんですね。
こちらの温泉もよかったけれど、今のところ私の中では紫尾温泉が一位です。