コロナ禍の初盆は色々悩みます。
本来なら家にご住職が来られて読経してもらい、お墓参り、会食とかになります。
ところがコロナになり、ご住職の家への訪問はなくなりました。
お寺へこちらから伺い、お寺での法要となります。
うちは11時半からとなっていました。
早めに行くと、黒板に一日のスケジュールが書かれていました。
30分法要し10分休み次から次にこなしているようです。
一軒一軒回るより効率はいいし、狭い家でするより広い本堂でする方が安心ですもんね。
こちらの住職まだ若くて、読経後のお話も事務的な感じであまり有難みを感じない私です。
同じ話しを何回も繰り返し話されてるんだろうなぁと思いながら聞いていました。
檀家さんも多く一人一人との繋がりも薄い。こちらも信心が薄くお寺さんと関わるのは法事の時くらいです。どっちもどっちですね。
でも今年は四十九日までは毎週通ったのだから、何か温かい言葉を聞きたかったな。
多分歳を重ねると人間味のあるご住職になられると思います。
法要に来てくださった方は24名。
医療機関で働いているいとこは会食は控えているのでお寺でお別れ。
高齢のおばも一人はここでお別れ。
後のみんなは墓参りまでしてくださいます。
コロナ禍なのでお弁当は持ち帰ってもらおうと決めていました。
でもお茶はどうしよう?
何も出さずにお茶も持ち帰ってもらうか?
わざわざ来てくださるのに、一服もしないというのは心苦しい。
持ち帰れるようにペットボトルは冷やしてはある。
直前まで悩んでいました。
墓参りの後は仏壇にお線香あげてくださいます。
クーラーを入れた部屋ですが、窓は全開にし、サーキュレーター2台も回し換気をよくしました。
墓参りから帰ってくると、皆さん汗だくです。
これは何も出さない訳には行かない。
冷蔵庫から冷えたペットボトルのお茶に紙コップを添えてお出ししました。
コロナも心配ですが、熱中症でもなったら大変。
皆さん冷えたお茶をゴクゴク飲んで下さいました。
お茶菓子も持ち帰れるよう小分けにして準備していました。
それも一緒に出しました。
そして漬け物も用意していました。
家でお茶をお出しし、マスクをしてお話しました。
本来なら久しぶりに会う人達とお弁当も食べて話に花が咲き賑やかに過ごせるのでしょうが、ままならない世の中です。
お弁当とお返しの品を渡してお別れです。
わざわざ来てくださるのにゆっくりも出来ず申し訳ない気持ちでした。
叔父、叔母、いとこが帰ったあと兄弟と子供達でお弁当食べて終わりました。
みんなの顔見れて母も喜んでくれた事でしょう。
おつきあい有難うございました。
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